最近ジョブ型雇用って聞くけど、なんのこと?
今の日本の雇用と違うの?
違うのであれば、何が違うの?
みなさんはこの「ジョブ型雇用」をご存知でしょうか?
2020年ごろから話題に取り上げられた言葉で、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
ジョブ型雇用とは、「仕事内容を明確にし、専門性を高めた採用方式」のことです。
ん〜よくわからん。
後ほど詳しく説明します。
今の日本は、ジョブ型雇用ではないってこと?
今の日本の多くが採用しているのは、「メンバーシップ型雇用」です。
メンバーシップ型雇用とは、「新卒一括採用で総合的なスキルを身につける採用方式」のことです。
以下の記事で詳しく紹介しておりますので、ご参考ください。
なぜ2020年ごろから注目され始めたの?
きっかけは新型コロナウイルスの影響です。
新型コロナウイルスの影響で、労働環境が大きく変化したかたも多いと思います。
・在宅ワーク
・リモート会議
・出張禁止
これらの言葉は、今までなかったわけではないですが、2020年ごろから一気に普及しました。
働き方が変化するのと同時に、人材の採用方式にも変化が出始めているというのが今回のジョブ型雇用のようなものです。
確かにそうだね。
ところで、それとジョブ型雇用になんの関係があるの?
ジョブ型雇用のように、ピンポイントで欲しい人材がいた時に、リモートワークを展開している会社であれば、日本全国、世界各国から人材を確保できます。
このようにリモートワークと非常に相性が良いことから、2020年ごろ一気に普及したと言われています。
ちなみに欧米では実際にこのジョブ型雇用を採用している企業が多いです。
転職市場が活発な欧米諸国では、ジョブ型雇用の方がメリットがあるとされているためです。
ジョブ型雇用の転職者側のメリットは以下の記事で紹介しております。
ジョブ型雇用は今後も日本にも展開されるってこと?
実はもう一部の有名企業がこの採用方式を取り入れています。
つまり、今後多くの企業がこの採用方式を取り入れる可能性もあります。
このあたりに関しても、別記事で詳しく紹介しようと思います。
今後の動きは正直読めませんが、ジョブ型雇用の存在やその素性を知っておくことは重要です。
どんな状況下においても、働き続けるためにはさまざまな情報を取り入れて、いろんな事態にすぐに対応できるように準備することが重要です。
今回の記事を読んでいただき、今後訪れるかもしれないジョブ型雇用について、自分なりにシミュレーションしてみることをオススメします。
「私には関係ない」なんて思わずに、全員に起こりうる内容と捉えていただくことが重要です。
ジョブ型雇用とは?
ジョブ型雇用について、冒頭からの紹介でなんとなくわかってもらえたかと思います。
退職的なメンバーシップ型雇用との比較が以下のグラフになります。
メンバーシップ型雇用 | ジョブ型雇用 | |
---|---|---|
仕事内容 | 総合的な職務 | 専門的な職務 |
評価基準 | 年齢、社歴、役職 | 職務記述書達成 |
採用基準 | 新卒一括採用 | 専門的なスキル所有 |
キャリア | 転勤や移動あり | 転勤や移動なし |
教育 | 社内教育 | 自主学習 |
人材流動性 | 長期的勤務 | 短期的勤務 |
ここからは、さらに詳細な情報を紹介します。
ぜひ今後の転職活動、就職活動など働きかたの参考にしてください。
ジョブ型雇用について
まずはジョブ型雇用について、詳細を教えて欲しい。
ジョブ型雇用とは、担当する仕事の範囲を明確かすることで、より専門性を高めることを目的とした採用方式のことです。
明確化って、どう明確化するの?
具体的には、職務記述書という業務を詳細を記載した書類にて明確化されています。
職務記述書ってどんなことが書いてあるの?
・仕事内容
・職務内容
・必要なスキル
・責任範囲
・評価基準
これらのようなことが事細かく記載されています。
仕事や採用基準などがそれを見ればわかるようになっているんだね。
でも、なんでそこまで細かく必要があるの?
理由としては、以下のようなことがあります。
・採用のミスマッチを防ぐことができる
・社員を公平に正確に評価することができる
業務内容などを明確にしているので、誤解や勘違いがなくなるということです。
なので、ジョブ型雇用は「仕事に人を合わせていく」というのがポイントです。
ジョブ型雇用の評価方法
ジョブ型雇用になると、評価方法も変わってくるのかな?
評価方法や評価基準も馴染みのないものになります。
具体的には、「職務記述書に記載されている職務内容をいかに正確に行うか」が評価されます。
つまり、ジョブ型雇用=成果主義っていうことだね。
確かに勘違いされやすいですが、実は違うんです。
え?そうなの?
成果物を評価されるんじゃないの?
成果主義は、その成果物の質やスピードなどが評価されます。
一方で、ジョブ型雇用の場合は、高い成果があるから給与に反映されないのです。
繰り返しになりますが、「職務記述書に記載されている職務内容をいかに正確に行うか」です。
確かにその点は、今の日本の評価基準と違っているね。
もしこれが日本に完全導入されたら、混乱したり、勘違いする社員が出てきそうだね。
確かに最初は混乱を招くかもしれませんが、基準が明確なので、私自身は賛成派です。
今後の日本への普及に関しても、別記事で紹介しようと思います。
ジョブ型雇用の採用基準
ジョブ型雇用は採用基準も異なるの?
はい、採用基準も異なります。
つまり、中途採用で入社するような転職者メインの採用方法とも言えます。
今の日本のように新卒で一括した総合職採用とは異なりますよね。
採用の際にはどんなことを重視されるの?
ずばり、重視されるのは、「職務記述書に記載されている仕事内容に必要なスキルがあるかどうか?」です。
なので、学歴や年齢は採用基準にはなく、専門性を試されるのです。
自分が歩んできた職歴や、積み上げてきたスキルや経験をアピールすることが重要です。
ジョブ型雇用のその他特徴
他には何かジョブ型雇用の特徴はあるの?
いくつか特徴について紹介しようと思います。
・リモートワークと相性が良い
・育児や介護による時短勤務や在宅勤務と相性が良い
・外国から人材を取得しやすい
それぞれ簡単に紹介します。
リモートワークと相性が良い
ピンポイントのスキルや専門性を持った人材を獲得するのは難しいです。
ですが、リモートワークであれば、日本中どこにいても人材確保が可能です。
また、評価基準も明確になった業務内容を正確に行うことです。
ですので、評価する管理職がすべての業務態度等を管理する必要がないため、リモートワークと非常に相性が良いと言えます。
なので、リモートワーク普及の現在にあった働きかたと言われるのです。
育児や介護による時短勤務や在宅勤務と相性が良い
これもリモートワークと似ていますが、育児や介護でなかなかフルタイム働くことが難しいという方も多いはずです。
そんな中でジョブ型雇用であれば、育児や介護を行いながら、決められた職務を正確に行うといったことが可能です。
今後の高齢化社会の日本にとっては、このような働きかたが普通になってもおかしくないですよね。
外国から人材を取得しやすい
先ほどは、日本中どこからでも採用可能とのお話をしました。
さらに範囲を広げると、世界各国から人材を集めることが可能になるのです。
ジョブ型雇用の普及に向けて
今からできることから始めよう
ここまでジョブ型雇用について詳細を説明しましたが、いかがでしょうか?
欧米では、ジョブ型雇用で働く文化が根付いております。
なので、募集をかけるときっと多くの希望者が集まることが想像できます。
つまり、このような制度が導入されると、転職の際に競うライバルは日本国内だけではないということです。
世界に目を向ければ、優秀な人材や専門性の高い人材はたくさんいます。
これらを踏まえて、以下のようなことを定期的に考え直すことは良い機会です。
・自分の強みは何か?
・自分が他に自慢できるスキルや経験は何か?
・スキルを得るためには、今何をすべきか?
普段何気なく生活していると、あまり考えないことかもしれません。
ですが、「もしジョブ型雇用が日本に来たら?」を一度考えてみませんか?
たとえジョブ型雇用が日本で普及しなくとも、日本の終身雇用で転職者が一気に増加することは容易に想像できます。
いろんな事態に備えて、準備することは本当に重要です。
転職のノウハウや自分の市場価値がまだわからない方は、転職エージェントの利用をオススメしています。
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転職活動にはリスクやがありませんので、ぜひ検討されてみてください。
新入社員、第二新卒など若手向けのオススメの転職エージェントの紹介記事は以下です。
まとめ
ジョブ型雇用について、紹介しました。
現在日本が採用している雇用形態とは異なるので、色々思うことはあったと思います。
記事の最後にも記載しましたが、この記事を読んでどう行動するかが重要です。
小さなことでも将来に向けた行動が、今後の人生を大きく変える可能性は十分にあります。
エントリーシートや面接対策等、転職でお困りのことがあれば、コメント欄やお問い合わせ先へご連絡ください。
私の経験談や、指導・助言した成功者の例を基にお手伝いできることはお手伝いさせていただきます。
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。
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